2012年12月26日水曜日

不可視光線 序 <1>


櫻の開花は、我が国にとっては、
正月の次に大切な一大イベントである。

其の愛らしいピンク色の花弁が綻ぶ頃に成ると、
途端に皆が浮かれ出す。
何処も彼処も浮き足立って、まるで酒に酔ったよう。

さて、そして又此の季節がやって来た。

何処も皆、お祭り騒ぎの前準備に忙しい。
年度の初めを、パアッとやろうという魂胆。
日本全国酔っ払いで溢れ返る。

此の時節は、所謂前夜祭ノリと云う奴で、
皆が皆、本番以上に浮かれて居る。
誰もがまるで、遠足前夜の子供のようだ。


春が来る。


つづく


※2000年3月 執筆

(2007年2月22日発行 個人誌より転載)


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